雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

医療

病院教授の絶対的な権力と力-人事権はある意味では切り札

投稿日:2014年11月19日 更新日:

教授は医局の人事権というものをちらっかせながら、医局を統括していく。その結果、日本の医学部は衰退してきたといわれている。医局のなかの代議委員会のような組織で、合議制で人事を決定できるようでないと、何か事件が起きたとき、みな沈黙するしかなくなってしまう。教授の権力、主任教授が暴走したら誰も止められない。

大きな病院へ部長クラスの派遣、あるいは左遷人事として、切り捨てるべき人材を中小の病院へ送り込むなど、その決定は医局員の一生を左右する。ワンマン経営の会社であれば、社長である主任教授の好きなように人事が動かせるのは仕方のないことかもしれない。

教授の持つ人事権はある意味では最終的な切り札であり、無言の圧力となっている。つまり医局は大学病院という大きな組織のなかにありながら、誰からも監視されることはなく、教授のための組織になってしまう。指導者である教授が暴走したとき、それを止める仕組みがないわけだ。たとえ教授が医学的に誤った判断をして、医局員がそれを指摘したとしても、左遷人事で切り抜けてしまう。

わかっていても指摘できないシステム

医局人事は、誤診、癒着、がわかっていても指摘できないシステムなどと言われているようだ。医局は百名くらいの企業であるから、当然ワンマン会社と同じように、主任教授がすべての人事に決定権を持つ。とくに助手、講師、助教授までは主任教授の腹づもり一つで決定される。

しかし、大学病院というのは企業とは違うはずである。私立大学医学部といえど、国、都道府県の公の援助を受けているから、個人経営の組織ではない。とすれば、現在のように主任教授がまったく他から干渉されることなく、人事権を持つというやり方がいいのだろうか。

いまだに製薬会社との癒着が発覚したりするが、医局員がそれをまったく知らないということはない。医局に残りたければ教授のやり方を支持し、自分の意見を押し殺さなければ生き残っていけないのだ。わかっていても指摘できないし、それがリークされることもない。事実にみなが気がつきながら、誰もどうすることもできないのが医局というところではないだろうか。

-医療

執筆者:

関連記事

no image

医者のいじめの対象-性格が悪い助手が研修医をチクチク

大学病院の医局は、女の子が多い職場に似ているといわれることもあるようだ。特にイジメ。その対象は主に研修医であるらしい。 医局長なんかもやるが、中心になるのは助手のようだ。学問的な業績があげられず、年月 …

no image

大学病院はメリットばかりとは限らない

カゼらしい症状でも大学病院の内科、小さな切り傷でも大学病院の外科に行きたがる人ってけっこういるんようです。なんとなく大きな病院だと安心というイメージがあります。そして、患者さんが殺到します。女性のハン …

no image

医学部の過去問-やってできないところを分ける

最後の模試でE判定から受かる人がいるのも、まぐれとか、たまたま相性のいい問題が出たということ以上に、現役生の場合は、最後の最後になって受験学力が急上昇したことも珍しくない。最後まで悪あがきした者が医学 …

no image

手術用メスが飛ぶとき-上司の研修医への扱いはヒサンなものだった

たとえ見習い期間中であろうと、人の命を預かることにかわりはないのだから、ミスは絶対に許されない。ふつう新入社員には見習い期間というものがあるが、医者にはない。しいて言えば研修医がそれにあたる。慢性病患 …

no image

メディカルモールといわれる病院ビルはどうなのか

開業するよりはるかに収入が少なく、夜中の勤務など忙しいことの多い中小病院(とくに地方の)がますます医者不足になっている。こんな話を書くと、自分もビル開業ならやってみたいと思った人は少なくないだろう。そ …