雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

医療

病院の教授回診-ピリピリする神経の使う行事

投稿日:2014年11月24日 更新日:

明日が回診ともなると、教授の機嫌を損ねては自身の立場が危うくなるので、神経の使い方は並じゃない。一週間に一回というのが普通で、病院によっては五日に一回、十日に一回とまちまちで、研修医にとって、これほどわずらわしいものはないという。教授以下、医局員全員と看護婦が病棟の患者一人ひとりをまわり、治療状況を見るのが教授回診である。

何も回診でいちいち聞くことはないわけで、権威を示す以外には、たいした意味はないという。若い医者の管理を厳重にしておこうという意図もあるようだが、教授の性格にもよるが、アメリカなんかはもっと厳しく、患者の細かいデータまで把握していないと怒られるらしい。

いろいろといわれるのもしゃくなので、回診用カルテに完全なデータを書き込むために夜遅くまで書類作成に追われるという。その日がアルバイトの日に当たっていたら悲惨で、前々日にカルテを作らなければならない。翌日は眠い目をこすって出かけることになる。

担当がへマをしたら、責任を問われるのは医局長など医局の責任者である。だから回診の前日になると、ちゃんとデータを把握しておけよと、口をすっぱくしていってくるという。データ作成をうるさくいうのは大学病院だからで、一般の病院ではそんなことはない。

ピリピリするのは看護婦も同じ

ピリピリするのは看護婦も同じで、容体が悪くなった患者をそのままにして回診に当たったりすると、教授から婦長にすぐ指摘がある。看護婦の落ち度はすべて婦長の責任になるからだ。研修医とナースのコンビネーションが悪いんじゃないか。しっかりやりたまえ。婦長は怒られながら、冷や汗をかく。その反動が怖い。時には一人ひとり呼ばれて、私生活のことまで注意されたりする。それが原因で看護婦を辞めてしまう女の子もいるほどだ。
担当のナースだけでなく、その病棟全員がガミガミ、ネチネチと嫌味をいわれる。

また、どんな世界にもすぐに目をつけられては怒られる人間がいる。要領が悪く、教授回診の時の質問にオドオドしてなかなか答えられず、いつも怒鳴られてしまう。患者の前で怒鳴られては医者として立つ瀬がない。もっとも、いつも怒っている教授なら患者も慣れているので平気だが、めったに怒らない教授が怒鳴ったりするとショックは大きいようだ。

わたしは大丈夫なんでしょうかとほかの医者にそれとなく聞いたりするので、教授の虫の居所がよほど悪かったんでしょう。担当の先生は間違っているわけではありませんから、安心してくださいと、なだめなくてはならない。担当の医者への信頼をなくし、自分が受けているのは正しい治療なのかと不安を抱いてしまう。

-医療

執筆者:

関連記事

no image

我慢しないで愚痴を言ってストレス発散をすることが大事

怒りなどがたまったときには、どこかでガス抜きをしないと精神的によくない。そのまま畿屈した感情をため込んでいると、心身のバランスを損ねるおそれがある。 友だちに愚痴をきいてもらってすっきりしたそんな経験 …

no image

手術用メスが飛ぶとき-上司の研修医への扱いはヒサンなものだった

たとえ見習い期間中であろうと、人の命を預かることにかわりはないのだから、ミスは絶対に許されない。ふつう新入社員には見習い期間というものがあるが、医者にはない。しいて言えば研修医がそれにあたる。慢性病患 …

no image

看護職の仕事はどう変わる?-活躍する場は広がってくるが問題も多い

高齢者の在宅医療を進めていこうとするこれからの医療では、医者より看護婦が活躍する場は広がってくる。そこには独立して仕事ができる場もある。医者から干渉されない専門の仕事ができれば、看護婦も開業という大き …

no image

地域医療に携わるかかりつけ医師を見つけよう

現在、多くの患者さんが、かかりつけ医を経ずして直接大病院の門をたたきます。その結果、大病院の二時間待ちの三分診療に拍車がかかってしまうわけです。かかりつけ医を見つけたくても見つからないという現象は社会 …

no image

薬の飲み忘れに注意-1回くらいいいやと思っていると危ない

高血圧や高脂血症など痛くないし、あまりつらくもない病気の場合は、薬を、ー回くらい忘れてもいいやなんて飲まずに済ませてしまうことがありがちです。また、カゼ薬や押生物質など、いつのまにか症状が治まってしま …