雑学まとめ

当サイトでは、明日すぐに友達に話したくなるような、あらゆる情報を紹介しています。

医療

大学病院の売店や食堂があまりよくないといわれる理由

投稿日:2014年11月20日 更新日:

入院患者にしてみれば、売店というのは、ある種の楽しみの場所である。アメニティーという発想のないといわれる大学病院では、売店での買い物が患者の数少ない楽しみになっている。それなのに、店の状況はあまりにひどい。

どう並べたところで売れてしまう、あるいは売れなくてもいいという、競争原理の働かない、独占した商店であることが、改善されない最大の理由といわれている大学病院のなかにある売店。コンビニエンスストアなどを入れたほうが、商品管理なども優れているはずである。

それができないのは、ほとんどの病院で理事の関連会社のような組織が売店を経営し、やはり病院経営者とのつながりが大きいからだろう。大学病院のなかにある売店というのは、実に雑然としているところが多い。それは売っているものが、食品であったり、歯ブラシであったりするせいかもしれない。

食堂も同じことがいえる。とくに職員食堂は一流企業からみれば、なんとも情けないところが多いようだ。病院内には面会人向けのレストランが入っているところも多く、病院によっては有名なホテルのレストランがそのまま入っているところもある。

とかく病院経営者が利権を独占しようとすることで、患者のためのレストランも売店も、競争がない店舗になり、一般の店舗に比べて何とも活気のない店になってしまうようだ。それはまさにホテルのレストランと同じであり、いかに外の業者を入れたほうが院内が快適になるかわかる。一般的には病院経営者の利権がからんでいて、なかなか外部のレストランを入れられないのだろう。

病院内では物流が大きな問題に

最も問題なのは患者の移送である。入院患者、手術患者ではベッドごとの移送となり、それをいちいち病棟の看護婦がやっていると、かなりの労力が要求される。一人の患者移送に病棟のナースを二人出せる余裕がないのがいまの病棟かもしれない。そのために、患者移送をメッセンジャーが代行することもある。

カルテなどはエアーシューターや小型のコンテナ移動装置で、病棟から検査室へ送ったりすることができるが、院内ではそれ以上にさまざまなものが動く。レントゲンフィルムは一人の患者でも、かなりの枚数を撮影するから、大型の袋でも分厚くなる。それに加えて各病棟へ配る薬、点滴などはメッセンジャーと呼ばれる院内の運送屋ともいえる人たちによって、電動カートで配られている。

大学病院というのは医者、看護婦だけでなく、メッセンジャー、掃除をする人など多くの人に支えられている場所でもある。そういった人の評価も病院の評価対象として考えていくべきだろう。そういった人材は、やはり私立医大では病院経営者が関係する人材派遣会社から派遣されているケースが多い。

-医療

執筆者:

関連記事

no image

大学の医局にはアルバイトをやりたい人はごまんといるのに

医者のアルバイトの値段は、二十年以上前とほとんど変わっていない。臨床研修の必修化で研修医のアルバイトが原則禁止になったので、多少アルバイトの口は増えたようだが、それでも都会では十分なアルバイト口はない …

no image

アメリカの医学部のレジデントシステム

アメリカの研修医制度といえるレジデントのシステム。三年間で、みっちり自分の進む科のトレーニングを受ける。カールメニンガー精神医学校は、アメリカのレジデントが受けるトレーニングとほぼ同じトレーニングのシ …

no image

これで大丈夫!オンコール待機のドクター求人案件が見つかる会社

オンコール待機の勤務を希望する医師はけっこういます。オンコール待機の求人で、ほとんど出勤しなくてもいいというような求人もよく見かけますが、そういった求人はどこで探せばいいでしょうか。 求人誌を見ても、 …

no image

医学部の定員増の問題

定員増の合意は、文部科学省だけでなく、厚生労働省、総務省、そして財務省までが合意している。大学側も、そうそう県の要望に逆らえなくなる。というのは、これは公立大学だけの問題ではない公立大学にとっては、一 …

no image

医者に嫌われる患者と好かれる患者

~医者だって気分がのらない時もある。医者が好きになる患者、嫌いになる患者~ 外科でこんな患者はお断りというのが、何といっても老人のようだ。家族に愛されている老人であれば、おじいちゃんを何とか助けてくだ …