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宇宙

ブラックホールの重力の大きさやその影響

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突然、新聞、雑誌にブラックホールという言葉が登場し、またたく間に知られるようになった。ブラックホールというのは、星の終末でできるものにしろ、宇宙全体のことではなくて、ある局所的な出来事なんです。だから言われるように、宇宙全体に影響を及ぼすものではない。

ブラックホールという言葉は専門用語です。一九七〇年ころにはすでにありましたが、そのまえは全く同じことを別の言葉で呼んでいました。当時は日本語で呼ぶ人はだれもいなかったんですが、コラップスド(colapsed)・オブジェクトなんて言ってました。ソ連ではまた別の呼び方をしていまして、英聞されたその呼び方はハードンド(hardened)・オブジェクトと言っていました。固くなってもう動かなくなったという意味です。まあ、コラップスド・オブジェクトという言い方が大勢をしめていたと言えるでしょう。

ブラックホールがものを引きつける

ブラックホールがものを引きつけると言いますけど、ただ、ものを引きつけるんだったら、いまこうして座っている私でも地球を引きつけているわけです。私が引きつけている重力も、ブラックホールが引きつける重力も、本質的には同じ重力なんです。一つの星が決して宇宙全体の運命に大きな影響を及ぼすことがないように、その星が終末を迎えたあとに残されるブラックホールが宇宙全体をどうこうするということは、常識的に考えてあり得ません。

たとえば、いま一トンの鉄の薬があったとします。そこから一Oメートル離れる。そのとき鉄の塊から受ける重力は、一トンのブラックホールの重力と同じ力です。ブラックホールになったから同じものがものすごく強い吸引力を発揮するというわけではないんです。ブラックホールはある質量のものがものすごく小さく押しつぶされてできているので、その小さな範囲内での重力は強いわけですが、ある距離を離れれば真ん中にあるのがブラックホールであろうと私であろうと、周囲には同じ力しか作用しないんです。

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