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ブラックホールは何故強い重力を持っているのか?

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ブラックホールという名前は、いろいろと誤解をされやすい名前です。でも実にうまい名前です。物理の方では、「吸収」するということをブラック、と表現するんです。黒体放射とか。吸収するだけですからブラックホール、とつけられたんですが、それが何か具体的なものをイメージさせるわけですから、名前としては実にうまかった。

また、なぜブラックホールはものすごく強い重力を持っていると言われるのか。いま一トンの鉄球を考えます。その球の直径は六〇センチになるでしょうか。ところで球の真ん中から一センチのところまでの部分を考えるとその中に含まれる鉄は一トンはありませんね。一トンよりずっと軽い。だから一センチのあたりのところで受ける鉄からの重力はずっと小さいものです。ところが、一トンのブラックホールの大きさは一センチよりもまだまだ小さいんです。

ブラックホールゆえに強いんじゃない。鉄の塊の外までいく距離だけ離れれば、鉄であろうとブラックホールであろうと一トンは一トンという。素粒子などよりはるかに小さい。だから真ん中から一センチより中にまるまる一トンがあることになり、そのために重力が強い。

のみ込んだらそれでおしまい

ブラックホールになったからといって、急に遠くのものまで引きつけるということは決してない。ただ、近くのものは引きつけます。近くにあるものはふつうの重力で引きつける。引きつけてのみ込んでしまう。のみ込んだらそれでおしまいです。

ブラックホールは小さくなるから、強い場所があるということで、だらーっと広がったふつうの物体の場合は、ある大きさを持っているので、近くへいけばいくほどそれより中にあるその物体は小さくなってきます。したがって、重力の強さということではおのずとある限界を持っているんです。

エックス線星として見えているのは、非常に接近した連星系(二つの星がお互いをまわり合っている)の一方が終末を迎えてブラックホールになったとき、残っている方の星のガスをどんどん吸い込んでいる状態です。

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