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宇宙

ブラックホールから出られる術はないのか?

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ブラックホールに入ってしまうと出られない。引っ張られる力よりも大きければ振り切れるように思うわけですが、中に入ったら、絶対振り切る力はない。どうあがいても、ない。どうしてかというと、速さというものには有限の大きさがあるというのが相対論の前提からきています。

ブラックホールから出られないというのは、たとえば引っ張られて出られないという感じですが、まえに行こうとしてもどんどん後ろへさがるだけという方が実感としてよい。まえに向かってどんなエンジンをふかしても後ろへ行く。ブラックホールの地平線にものすごく近づいても、一センチでもブラックホールの外なら、エンジンをふかせばまたスッと遠去かることができる。

光の速さ以上のものはない、そのことがすべての原因です。後ろに引っ張られるというのは、ある意味で光の速さで引っ張られているんで、それに抗して光の速さで前へいっても、前へはいかないということです。

エンジンをふかせばもっと速くなるだろう

いや、エンジンをふかせばもっと速くなるだろうと言うかもしれませんけれど、いくらエネルギーをつぎ込んでも、速さというものは光の速さ以上にならないわけです。決して。絶対に。それが相対論なんです。この世に光より速いものがないからブラックホールから出られないのです。

感覚的には、ものすごい巨大出力のエンジンをつくってやったら、光より速くなれるんじゃないかと思える。そんなロケットでは実験できてませんけど、一個の電子を加速するとか、陽子を加速するとかいうことは、いまはもう加速器という装置でやってるわけです。

電場の中で電気を持つ粒子は力を受けて速くなりますね。このことを繰り返し、繰り返しやる。そうするとどんどん速くなります。それをいつまでもやっていたら光を超すかというのをやってみると、光を超さないわけです。やってみると超さないということしか言えない。そしてそのことが相対論なのです。

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