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宇宙

膨張宇宙とはどこまで正しいかという問題

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宇宙物理学というと広すぎますから宇宙論に話を限りますと、まず、一九二〇年代に見いだされた膨張宇宙がどこまで正しいかという問題があります。膨張宇宙論というのは、空間は時間的に変化しているという説です。可視光以外の波長(エックス線とか赤外線とか)でも見るようになってくると、動的な、変化する宇宙という感じの側面がよく見えてくるようになった。その最初が電波天文学であったわけです。

膨張宇宙が正しいということを証明するには曲がった空間を直接確かめる、これが一つでしょう。もう一つ膨張宇宙論に付随した問題は、膨張宇宙の初期、初期と考えていく。何しろ、膨張しているってことは、昔を考えると、お互いに密度が非常に高かったということ。

大きな空間へと変化している。つまり、空間が広がると考える。たとえば、各銀河系は空間にとまっている、その空間が大きくなっていくという考え方で、一般相対論は膨張宇宙論を記述している。そういう考え方のときには空間が曲がっている。この空間の曲率をはかることが昔から考えられているんですけども、これはまだ見いだされていない。

爆発の原因を探るとすれば

爆発の原因を探るとすれば、もっと宇宙が小さかったときに探らなければいけない。どの辺まで小さい宇宙があったかを実際に確かめていく。それを通じて爆発の本当の原因は何であったかに迫っていくということで、「膨張宇宙の初期の問題」とわれわれ言っていますけど。そういうことが非常に進んでいます。

同じ量の物質が小さい空間に寄ってたかっていたわけですから、非常に密度の高い宇宙であって、銀河系も、星も、原子核もない、素粒子も存在しないような宇宙の時代がかつてあって、それから今日へきたわけですから、この進化の過程を明らかにする。それを通じて、爆発は一体何が原因で起こったのかをつき詰めていく。現在はまだそこまでは見当がつかなくて、爆発は、どれくらい宇宙がいまより小さかった時期からすでにスタートしていたかをチェックしつつある。

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