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宇宙

アリストテレスの宇宙観

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アリストテレスは「火がなぜ上に昇るのか」ということについて、火はもともと天にあるものであり、それが地上の物質にとらえられていた。それが解放されて上にいくんだと説明しています。天と地がきちんと区別して論じられていますね。地上の出来事が、宇宙という構造物の一部分を占めていると考えられていたわけで、その意味で宇宙論だった。

コペルニクス以前のギリシャの学問つまり自然の学問(自然学)はみんな、ある意味で宇宙論だったのではないか。地上の出来事をやる物理学とか、それを技術に使うための物理学とか、そうしたものと空を見る宇宙論が分かれていたというのではなくて、自然学は本来的に宇宙論であった。ですから、たとえば物体はなぜ下へ落ちるかとか、火はなぜ上へ昇るかとか、そういうことも全部宇宙論的に説明しているわけです。

それがそうでなくなったのは、ちょうどコペルニクスから始まってニュートンで終わる物理学の革命で宇宙観の革命が同時進行したんですね。コペルニクス的な観点をエスカレートさせて、天と地の区別をなくしただけではなくて、無限に世界があるということを言う。世界というのは一っの太陽系のことですけれども。コペルニクス説でも、太陽が中心にあって、そのまわりにいくつかの惑星があり、そのひとつが地球であると。

星は遠い太陽のようなものだという認識

コペルニクスの説はすでに太陽中心説でしたが、コペルニクス自身はわりあい保守的な人で、やはりどこか天と地とはちがうものだと考えていたようですが、つぎの時代にジョルダーノ・ブルーノという人が現れるんです。星は遠い太陽のようなものだという認識に、やっとそのころなるんです。

それまではー昔の絵に描いてありますけども、恒星は空の明かりのようなもので、太陽と同一のものだとは考えてはいなかった。コペルニクス説になって、はじめて、恒星は太陽のようなもので非常に遠くにあるからあのように見えるんだと考えるようになったんです。ところでブルーノが盛んにアジテートしたのは、太陽のまわりには惑星があり、そういう世界が無数にある、と。ですから、そこでは太陽も特別なものでなくなったし、地球も特別なものではなくなって、同じような世界が無数にこの世にはあるという考え方でした。

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