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政治

アメリカの政治的リーダーシップを警戒するヨーロッパ人

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キューバのミサイル危機から、ヨーロッパ人がアメリカの政治的リーダーシップを警戒する理由が幾つか見えてくる。ケネディのエクスコムは北米だけでなく西欧も核で破壊しかねない決断を下すにあたって、同盟国との相談という考えをあっさり退けたと、フランク・コステイグリオーラはこの問題に関する数少ない研究論文に書いた。当時、事実が知られれば妥当な取引と見なされかねない選択肢を、ケネディ大統領と補佐官たちが拒否しようと決断する間、ヨーロッパの運命はどっちつかずの状態にあった。

ヨーロッパは事実を知らされないまま、屈辱的な扱いを受けた。急進的な右翼ナショナリストではなく、政治勢力の中ではリベラルで多国間主義の人々に対する懸念。同盟国は一緒に来るか、取り残されるしかない。他の強国に拒否権を発動させるわけにはいかないのだ。四〇年後に再びブッシュとパウエルのロから聞かされることになった言葉だ。ケネデイは国務長官に密かにこう伝えた。

自分にはそれを止める手段は全くないと語った

同盟国のうちでケネディと特に親しい間柄だったハロルド・マクミラン英首相は側近に、ケネディの行動は戦争へとエスカレートしているが、自分にはそれを止める手段は全くないと語った。アメリカのNATO軍司令官はヨーロッパには相談もせず、空軍に警戒態勢をとらせた。マクミランにわかっていたのは、イギリスの情報機関からもたらされる情報だけだったのだ。

マクジョージ・バンディは、ヨーロッパ諸国の尻を叩いて参画しているという意識を、事情に通じているという意識をもたせるよう努力すべきだと提案したが、それはただ彼らを黙らせておくためだった。米英の特別な関係という米国政府の認識は、危機の最中に開かれた内輪の討議で、ケネディの上級補佐官が明確に示し、イギリスは我々の副官として行動するだろう、と述べた。ヨーロッパ人には、アメリカの意思決定者のような理性的かつ論理的なアプローチは通じない、と彼の側近のロパート・コマーは忠告した。

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