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政治

アメリカの権力の傘下にあるから問題が公共の場で議論されない

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一九九二年から九四年に戦略軍最高司令官だったリー・パトラー将軍は次のように述べた。我々が中東と呼ぶ憎悪の大釜の中で、どうやら一つの国が備蓄した大量の核兵器で武装しており、その数が恐らく数百発にのぼる事実はきわめて危険であり、それは他国を駆り立てて同様の行為に走らせるものだ。問題がアメリカの公共の場で議論されることは滅多にない。その国がアメリカの権力の傘下にあるからだ。

もっとも、そうした慣例は不穏地帯そのものでは見られず、核兵器を管理する米戦略軍司令部(STRATCOM)の内部ですら見られない。イラク侵攻にあたり、準法律的根拠を得ようと努力する中で、ブッシュ、ブレア両政権はこの決議をことさら引き合いに出した。イスラエルの大量破壊兵器は、世界第二位の核保有国でもあるという憂慮すべき問題なのである。同様の懸念は、より遠まわしに国連安全保障理事会の決議六八七で表明されていた。

承認を与えるものではないが

大量破壊兵器とその発射用ミサイル全てが排除された地域を中東に確立する目的(同決議一四条)へのステップとして、決議もそれ以外のものも、侵攻に対してそのような承認を与えるものではないが、決議六八七は確かにイラクの大量破壊兵器とその運搬手段の除去を要求していた。この一四条はアメリカの論評ではおおむね無視されているが、他国ではそうではない。例えば、イラクは安保理に一四条の適用を要求している。

米情報機関の推定やさまざまな情報源によると、イスラエルは核兵器を数百発は保有し、生物化学兵器も開発している。バトラー将軍の懸念は取り越し苦労ではないのだ。イラクの動機が何であれ、この問題の重要性を忘れさせるものではない。イスラエルの軍事力は間違いなく、他国を駆り立てて大量破壊兵器の開発に走らせるだろう。一四条に記された問題は、第一次湾岸戦争の直前にもちあがったものだ。イラクですら、多少なりとも独立を認められれば、そうした国の中に充分に含まれるだろう。

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