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アメリカがイラク攻撃の意図を明らかにした時

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二〇〇二年一〇月に、ある事実が、もはや無視できないほど明白になりつつあった。世界各国の懸念は、その後数カ月で更に高まった。この超大国がイラク攻撃の意図を明らかにした。世界各国はサダム・フセインの脅威以上に、アメリカが権力をほしいままにしていることを憂慮し、独裁者の武器を取り上げるのと同じくらい、この超大国の権力をも制限しようとしていた。

アメリカは国連査察を仕方なく容認してきたが、それによって侵攻の口実となる兵器が見つからなくても、あくまで攻撃するというのである。世界各地で大規模な反対運動が展開されると、マスョミはこう報道した。アメリカ合衆国と世界世論である(ここでのアメリカ治業国は国家権力を意味し、アメリカの一般大衆でもなければエリートの見解ですらなかった)。地球上には、今なお二つの超大国が存在するのかもしれない。一二月になると、国際的な世論調査の結果、米国政府の戦争計画への支持率は、国外ではほぼ軒並み一〇%未満になった。

深刻きわまりないものであるに違いない

こうした展開は、子孫に残す世界を案ずる人々にとって、深刻きわまりないものであるに違いない。支配的なイデオロギーの枠組みやそれを具体化した制度の中では、厄介なことに、彼らの決定は必ずしも不合理とは言えないかもしれない。ブッシュ政権の政策担当者は、伝統的なアメリカの政策からすれば非常に極端な立場をとるが、彼らの構想やドクトリンは、米国史上でも、かつて世界大国を目指した国の間でも、多くの前例が見られるものだ。

彼らは、基本的人権も人間としての要求も無視し、民主主義への軽蔑の念、これに類する事例はなかなか思いつかない、を示しながら、人権と民主主義に対する心からの献身を表明した。二〇〇三年の初めには、さまざまな調査で判明した通り、アメリカに対する懸念が世界各地で驚異的なレベルにまで高まり、それと共に政治指導者への不信感も募った。

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