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アメリカの指導者たちはブラックボックスへの出入りは理解できても

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ソ連はしばしば、アメリカが真に何を望んでいるのかを誤解した。ソ連はしばしば拡張主義的で、現状維持勢力ではなく革命勢力だ、と非難された。アメリカが国際政治での全体的枠組みの構築といった、不明確な環境目標を追求しがちだったのに対して、ソ連はまた、領土といった明確な所有目標を求める傾向にあった。

アメリカの指導者たちは、ブラック・ボックスへの出入りは理解できても、内部で何が起こっているのかはわからなかった。アメリカ人もまた、ソ連を混乱させた。アメリカは規則性のない騒音を奏でる機械のようなものであり、あまりにもうるさい雑音を奏でるので、真意を明確に聞き取ることが困難であった。あまりにも多くの人々があまりにも多くのことを語ったのである。

スターリン、チャーチル、ローズヴェルトが交渉の席についたヤルタ会談を見れば明らか。スターリンはヤルタで、ドイツとポーランドという明確な目標を持っていた。チャーチルは、アメリカが撤兵した時に備えて、ソ連に対するバランス・オブ・パワーの維持をはかるべく、フランスの復興を望んだ。

世界支配を望む拡張主義者

ソ連は、ヒトラーと同様に世界支配を望む拡張主義者だ、と考えたアメリカ人もあった。他方、ソ連は基本的に安全保障を重視しているのであり、その拡張主義は防御的なものだ、と論じる向きもあった。

ソ連の拡張主義はヒトラーとは異なっていた。ソ連は好戦主義的ではなかった。ソ連は戦争を望んではいなかったのである。ヒトラーはポーランドに侵攻した際、彼がファシズムの栄光のために望んだ戦争の代わりに、ミュンヘン会談戦争回避のための英仏による妥協が提案されるのではないかと恐れた。

ローズヴェルトは国際連合と開かれた国際経済システムを求めた。明らかに、これらの目標は大いに異なっていた。ある意味で、スターリンの戦後目標はロシアの伝統的な帝国主義的目標であった。彼はヒトラーとの条約で得た利益を維持しようとした。彼の希望は、ピョートル大帝のそれにも通じるものであった。

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