あなたの赤ちゃんは、何でも自分の意思で決めようとして、遠慮することなどありません。背中を伸ばして座っていたい時にも、何か動いている物の方へ行きたい時にも、好きなだけそこでじっとしていたい時にも、自分の思いのままにしようとします。
古い生活習慣に別れを告げ、新たな規則を作ることは、赤ちゃんが学習するプロセスの一部分。新たな規則が、たとえ赤ちゃんの理解できるものであるにせよ、赤ちゃんに多くのことを要求するのではなく、できるだけ控えめにすることが大切です。
ベッドで寝ていたい時も、抱き上げてほしい時も、自分の意思表示をする。赤ちゃんはお腹が空いて何か食べたいことや、どんな離乳食が好きなのか、もう満腹したのかなどもあなたにちゃんと合図をしてくれます。しかし、他のどんな事よりママを苛立たせるのは、目に映った物は何でも手につかもうとする赤ちゃんのマニアックな行為なのです。これだけはママといっしょに遊ぶことより、赤ちゃんの心を強く捉えるようです。
赤ちゃんを愛撫して
赤ちゃんを愛撫してそこから気をそらそうとしたり、気に入った物をつかもうとしてあがいている間に、赤ちゃんを抱き上げてあやしたりする。ところが、この一つの方法は、結局ママの期待を裏切ることになってしまう。赤ちゃんは、いっそう体をじたばたさせ、もがいて、ママの手から逃れようとする。
赤ちゃんはまだ幼すぎるので、目に見える物なら何でも手に触れるのは危険だと考える人もいます。そのため、自分の心を捉える物を手でつかむためにママの手元から離れる赤ちゃんを制止して、そのような自立的な衝動を抑えようとする母親が多い。
もし、あなたが赤ちゃんのこのような行動に理解があるなら、赤ちゃんは自立するための最初の闘いに挑んでいると捉えるかもしれません。この時期から、赤ちゃんはもうあなたに完全に依存することなく、自分で楽しみを見つけ出し、外の世界と直接関わりをもとうとしていることを忘れないで下さい。