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アインシュタインが何をしたというのか

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アインシュタインの相対論には一九〇五年に発表された特殊相対論と、それをさらに拡張した一九一五年の一般相対論のあることはよく知られていると思いますが、この特殊相対論というものは非常に特異な性格をもっています。

同時代の科学者の中で、ニュートンの力学を従属させる必要はないんだと考えたのは、アインシュタインだけだった。ほかの人たちはニュートンの力学で基礎づけようとしたから苦労した。この基礎づけをやるのが自然科学だと思っていたから、苦労したわけで、それをどうでもいいことだと思ったらそれほど苦労をしないですんだと思います。

アインシュタインが一体何をしたと言うんだ、何もしてないじゃないかという科学者もいるくらいです。解釈をかえただけじゃないか、というわけです。エピソードとしてよく知られていることですが、アインシュタインはユダヤ人でスイスの市民権をとったばかりの「紙の上のスイス人」だったこともあって、大学を出ても職がなかなか見つからなかった。そこで、級友であったグロスマンという人の父親の紹介でスイスのベルンにある特許庁に就職する。

アインシュタインの登場してくる時代には

一九世紀の後半つまりアインシュタインの登場してくる時代には、電気とか磁気の学問というものはもう応用の段階に入っている。それにともなっていろんな商売が起こりつつある。ですから、その意味で電気と磁気の学問というのは完成しているわけです。だから、アインシュタインが特殊相対論を提出することによって、電気とか磁気を扱う学問に何か功績を残したかというと、そんなことはまるでない。

一八六〇年代にマックスウェルという人が電磁気学をある意味で完成させていたらしい。それほど、電気とか磁気の学問は実用の学問になっていた。そしてその学問をよく知っているということで、アインシュタインは特許庁に採用されたということらしい。だから、それを使うという立場で考えれば、電気とか磁気の学問は完成しているわけですが、しかし物理学の整合性ということをいつも考えている物理学者の立場からすれば、まだ問題は残されていたのだった。

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