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心理学

愛とはたんなる幻想

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恋をしているとき、わたしたちは自分をごまかしているようなもの。チョーサーは正しかった「恋は盲目」である。アメリカ人と日本人のアンケート回答者から、ピンクレンズ効果が浮き彫りになった。約六五パーセントの男性と五五パーセントの女性が、つぎの項目に同意しているのだその人にも欠点はあるが、たいして気にはならない。そして六四パーセントの男性と六一パーセントの女性が、「その人のすべてが好き」だと答えている。

愛とはたんなる幻想。人がベつの人間について勝手につくりあげた物語である。それが真実ではないことには、本人もとっくに気づいている。気づいているにきまっているーその幻想を壊してしまわないよう、つねに注意を怠らないくらいなのだから。

心理学者が「侵入的思考」とよぶ現象である。とにかく愛する人のことが、どうしても頭から離れなくなってしまう。侵入的思考の例は、世界の文学にごまんと見つけることができる。四世紀の中国のある詩人はこう書いている。「きみのことを考えずにいられようかー」八世紀、ある日本の詩人はこう嘆いた。

馬をゆっくり走らせているとき

「眠れぬまま長い夜を過ごしている秘めた恋に苦しむあまり」ヴォルフラム・フォン・エッツェンバッハによる中世の傑作パルチヴァールでは、その最たる例が描かれている。物語の主人公パルチヴァールは、馬をゆっくり走らせているとき、雪の上に三満の血痕が落ちているのを目にした。

「この切望が止むことはない」一二世紀フランスの打情詩人ジロー・ド・ボーネイユはこう詠んだ。「愛しすぎたゆえこの想いにひどく苦しめられる」ニュージーランドの先住民マオリ人のある男性は、苦悩する心をつぎのように表現している。

タカに襲われたマガモの血だ。彼の脳裏に、愛妻コンドヴィーラームールスの雪のように白い肌と深紅色のほおがふとよみがえった。パルチヴァールははっとその場に凍りつき、思いにふけったのだった。

-心理学

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